グリーンベレーをソロプレイする

ソロで回してみました。
ブライアンのゲームは、大体いつも面白いのですが、これはピンときませんでした。
やることは、基本的には、
1:部隊を動員する
動員するには、イベントチットを使う方法もありますが、主力は自軍支配エリアでの徴兵です。ゲリラ側だと、キャドルを使って徴兵。すると、ローカルフォースが得られます。ローカルフォースがいる所で徴兵すると、正規中隊が得られます。そういう形で手持ちのユニットを条件に積み上げていきます。題材は全然違いますが、AHの「タイタンの掟」と似た仕組みです。これは地道な積上げで進むゲリラ戦らしくて、良い感じです。
2:戦闘で敵を排除する
エリアの支配を得るには、そのエリアにいる両軍のユニットの影響力を比較して相手の2倍あると支配権を一段階自分の側にシフトできます。自分の側の徴兵速度は互いに低いので、相手を除去するのが早道です。
で、戦闘をするのですが、正規軍側が火力で優越しています。ただし、ゲリラ側はデテクトされるまでは攻撃されません。なので、デテクトされないように隠密行動を進めるのが基本なのでしょう。ただ、米軍側のパトロールでデテクトされてしまうこともあります。
実際に戦闘をすると、非常にブラッディーで両軍ともに全滅するようなことがしばしば起こります。ゲリラ側が一定の戦力を持って自信がある所で発生するのですが、実は戦闘結果のモラルチェックがモラルの低いゲリラには非常に厳しく、すぐ全滅(と言うか組織を離脱)してしまいます。ゲリラ側の火力がそれなりにあると、アメリカ軍側も割と全滅します。

結果として、両軍がゆっくり徴兵し、一旦戦闘になると、突然、両軍ともに相殺してボードが殺伐としてしまいます。うーん、なんとなくこれはなぁという気がします。
で、そこでまた最初からやり直すわけです。
これがヴェトナム戦争の実相なのだと言われると、VGの「ヴェートナム」も確かにサーチアンドデストロイと潜伏移動の戦いだったので、そうなのかも知れません。
で、それを面白いと思うかどうかは感性の問題だと思うのですが、個人的には今一つです。
シャイニングパスだってゲリラ戦ですから、似たような側面はあると思うのですが、状況が進んでいくストーリー性があるので面白味があるのですね。こちらには、砂の城を築いているような無力感があります。でも、それがヴェトナム戦争だったのかも知れません。