と言うことで2戦目です。
FNL側としては、FNL支援値を改善するイベントを最初から仕込んでのスタートです。中東の団結、スエズ危機、そしてチュニジア/モロッコの独立の順でプレイしました。
この位、打ち込んでやっとFNL支援値を開始時の状態に維持できるかなという感じです。帰宅後にチェックしましたが、両軍のイベントのバランスを見ると、長期的にはFNL支援値は悪化していき、結果としてFNLの作戦ポイント供給は悪化していくというのが相場のようです。
一方、このプレイでソロも含めて初めてチュニジア/モロッコが独立しました。独立すると、それをトリガーにフランス本国からフランス軍の増援が到着します。これがイヤかなと思っていたのですが、そうでもないようです。むしろ、チュニジア/モロッコでのゲリラ活動の活発化によるフランス側の作戦ポイント供給悪化のメリットの方が大きいようです。
ですので、チュニジア/モロッコの独立を仕込んで置き、一番早い機会に発動するのが定跡なようです。
結論として、両軍ともに作戦ポイントの供給は戦争の進行と共に悪化していくようで、停滞状態になってしまうように思えます。史実の展開を考えれば、非常に妥当なシミュレーションです。
二回目のプレイでは、チュニジア/モロッコを打つのが少し遅れたため、フランスの支援エリア確保が成立し、フランスの作戦ポイント確保と、民意確立が成功してしまい敗勢でした。
最初から打ったらどういうバランスになるのかは、またやってみないと何とも言えません。
選択ルールに、チュニジア/モロッコにヴェトナム戦争経験のアンチゲリラを送り込むルールがあるのですが、史実では実施されなかった(戦後に反省として発案されたもの)ものなので、飽くまで選択ルールなのかなと思いました。
ちょっと不安なのは、そうした合理的選択の帰結が、民意が中間的な状態での停滞による最終的な国民投票勝負になり、ダイス勝負になってしまわないかということです。ルールブックにも、この国民投票勝負になってフランスが勝つ展開はFNLプレイヤーには納得しにくいものだろうとデザイナーも述べています。