ルーフトシッフのルールを読み始める

bqsfgame2016-06-19

シエラマドレゲームズです。
読み始めて思ったのですが、なんでシエラマドレがウォーゲームを作っているのか判りました。
飛行船と言うのは、巨体を持て余して進化の袋小路に入って滅亡したという点で、恐竜や他の巨大生物と似ているのではないかと。その意味で、「アメリカン・メガファウナ」に一脈通じていると言うのが、エクランドがあえて飛行船戦闘ゲームを作った理由のように思えてきました。
例によって、抽象化の度合いは低く、飛行船の空力要素や、その操縦手続きをそのままゲームボードに移そうとしてるかのようなルールです。A4の二段組みで20ページを越える分量は、ソロプレイゲームとしてはルールが多すぎる印象ですが、それは前述のような狙いを、そのまま具現化しているからなのでしょう。
プレイして面白いのかどうかは、大いに不安を感じさせますが、それも思えば「オリジンズ」などと同様な訳で、ある意味でバリバリのシエラマドレゲームと言う感じです。
兎にも角にも、一度、通して読んで、コンポを切って少し動かしてみるのでしょう。悠揚迫らざる飛行船の世界を体験できるのか、それとも意外に繊細で緻密、と言うより煩雑な操船に悲鳴を上げてしまうのでしょうか‥(^_^;
良くも悪くもシエラマドレなんじゃないかという気がしてきました。
画像はオリジナルの初版です。我が家のは合体新版のそのまた2版ですが‥(^_^;