半年以上も掛かってしまいました‥(^_^;
ともあれ、無事に終りまで来ました。
狭義の詰碁本には当りませんが、死活に関する問題形式の本なので詰碁本と近い仲間になります。
星の定石の周辺に発生する死活の問題を、定石の手順から説明して、問題形式で順に見ていきます。
星は隅の着手としては圧倒的に頻度高く用いられるので、この本で議論する問題は実戦に向けての必修形です。
説明の深さの程度が、深すぎず浅すぎず、非常に良い加減に設定されている点もポイントが高いと思います。
この本が出た時点では、７段村川大介でしたが、すぐに王座になりました。そういう旬な若手に依頼したという書籍企画の良さも買えます。
そんな訳で、初段を目指す人から、初段になった人あたりまでに、必読書として薦めても良い良書だと思います。
一回通読しただけで身につくものでもないので、また読むべき本として書棚の目に付くところに置くようにしました。でも、それなりに演習負荷が掛かる本なので、なかなか手を付けにくいかも知れませんね。まぁ、死活と言うのはどうしてもそういうものになりがちなのですが‥(^_^;
