☆古典詰碁の魅力を読む

bqsfgame2017-10-15

久しぶりに詰碁の本を読了しました(苦笑)。
少し前に古典の序列の話しをして、橋本版の発陽論をどうしようかと思っていたら、タイミング良く本書が発売されました。
林漢傑著で、古典の醍醐味を味わえる作品を碁経衆妙、官子譜、発陽論から選んできて、難しすぎるものは途中経過を練習問題として追加してあります。経過問題を追加して難易度を下げるのは、他の詰碁本でも見掛けますが、これはこれで非常にセンスを問われる作り方と思います。漢傑先生の詰碁本は美の有段詰碁もそうでしたが、非常にセンスが感じられます。
本書を読むと、やっぱり実力的に見て、自分が持っているべきは碁経衆妙以外では、玄々碁経か、官子譜抄くらいまでなのかなと思いました。あまり背伸びしても、コレクション以上の役には立ちませんね。
本書が良かったので、まず姉妹篇を読むのが先でしょうか。