瀬戸八段、ついに結城九段に勝つ

bqsfgame2018-02-21

NHK杯囲碁トーナメント。三回戦で関西棋院対決でした。で、解説も清成先生。
この二人の対戦成績が結城先生の16勝0敗と言うので驚きました。
そんなには力の差はないと思うのですが。
碁は結城九段が地を稼いでのシノギ勝負。上辺から下辺に伸びた大石を攻めさせますが、鮮やかに下辺で凌いで勝勢となります。瀬戸八段が上辺で一杯に寄せようと二線にツケた手に対して内側から押えればなんでもなかったのですが、最強の外ハネ出し。それでも、読み切っているかに見えましたが、攻め合いに。その段階でも清成先生は白(結城九段)に外ダメが5つもあるので大丈夫と説明していました。しかし、黒は外ダメの代わりに二段劫がついていて、白は大石を凌いだ都合で劫が非常に弱く、攻め合いは俄かに急迫。黒の下辺のコウダテに二子を継ぐ余裕がないかに見えましたが、それも結城九段はツナいで頑張ってしまい、最後は白の投了となりました。
見るからに勝っているのに頑張りすぎて逆転された展開ですが、形勢に関係なく最強の手を志向する結城先生らしい。
それにしても、清成先生の次の手予想がことごとく外れたのには笑ってしまいました。あと、最後の攻め合いについて「一手寄せ劫より短い、ほぼ本劫」という説明は不親切。級位者では、判らなかった人が多いと思います。筆者も巻き戻して手順を追って再確認しました‥(^_^;
こちらにも感想があって、ほぼ同じご意見。
http://blog.goo.ne.jp/mugenkoutai/e/9f89863c191a051dc4cdeb43e42fb1e7
ところで、清成先生は新人王戦の頃から知っていますが、56才ですか。時の経つのは早いものです。