映画公開と併せて、テレビでも２時間スペシャル。
フジテレビの威信を賭けてという感じでしょうか。しかし、２時間のシナリオを２本、同時期に完成させるというのは、脚本家に大きな負担を強いていることは確かです。出来栄えが不安視される所。
案の定と言いますか、出来栄えは今一つでした。
中山美穂とか、広末涼子とか、北村一輝とか、フジテレビの総力を挙げたキャスティングは、さすがの剛腕です。広末涼子は、何度か書いていますが、若い頃より幅の広い役をこなせる良い女優になったと思います。
ラーメン屋の未亡人と言う役はどうかと思いましたが、なかなか様になっていました。それに迫る借金取りに、小木茂光と言うのも、嵌まり過ぎていて笑ってしまいます。
ダー子の運が尽きた‥という設定で、３人組が離散してしまう展開。いつものように明るく楽しく見られないストーリー展開が良くないかも知れません。しかし、２時間スペシャルとしては、いつもと同じでは成立しない訳で、番組史上最大の危機として企画されたのでしょう。
個人的には、この出来栄えを見てしまうと、劇場版を見に行くと決めていたのですが、いささか揺らいでしまいました‥(^_^; いや、結局、行ったのですけどね。
