今年2回目のZOCのある作戦級ゲーム対戦です。
半年に1回では、プレイ技術の向上するはずもなく。
今回は提督さんにお付き合いいただき、ドイツ軍を担当しました。
10時過ぎから18時くらいまでプレイして、結局、最後までは辿り着きませんでした。ユニット数が少ないので、もっと手軽ではと期待していましたが、シチュエーションが切羽詰まっているのでどうしても慎重にユニットをさばきがちで時間が掛かりました。
前半は連合軍の「断固たる防御」の出目が良くて、それなりに有力な攻撃を組合わせても一向に進捗しませんでした。
しかし、第5ターンに、ロンメルの振り直し攻撃がダンケルク前面で成功して、一気にダンケルクヘクスに接敵できました。そこまではイギリス軍は逃げ切り勝ちかと思われていましたが難航し始めて、終了時点では形勢はドイツ軍持ちという所で協議終了となりました。
久しぶりのヘクス作戦級でしたが、この世界もこれはこれで楽しいものですね。
本作では、ダンケルクの大撤退と、そのクライマックスでドイツ軍が出した装甲部隊の停止命令の綾で非常に独特なシチュエーションが出来上がっていて良いと思いました。
ドイツ軍としては、停止命令のために3ターンまでは思うに任せないのですが、それでも出来ることを積み重ねて海岸へと肉薄します。
連合軍は非常に難しい判断を強いられ、比較的強固な初期防衛線で守るのか、それとも全面的な撤退に切替えるのかのタイミングが悩ましい。撤退しなければ勝てないのですが、撤退させるとただでさえ足りない兵力がさらに不足する。それを補うためには撤退して戦線を短くするしかありませんが、撤退してしまえば後背地を自ら削ってしまい海を背にした背水の陣に。
シックルカットに比べると、あまりプレイを見掛けない気がしますが、独自のシチュエーションの面白さはあると思います。一方で、中盤以降はユニットも戦線もすごい勢いで収束してしまうので、そこがクライマックスのエキサイティングさに欠けると見る向きもありそうです。
あとユニット数が少ない上に、最後の海岸でのドン詰まりまでプレイする関係で、個々の戦闘結果のぶれが勝敗に与える影響が強すぎるかなと言う気はしました。ここらへんは題材の性質から直結している話しなので、このテーマのゲームとしては如何ともしがたいのかも。
久しぶりにシモニッチに返り咲いたら、やっぱり楽しかったですね。
また、なにかやる日が来ることでしょう。