ＴＶ東京での追悼放送です。前日に終着駅シリーズも他局でやっていたようですが、そちらは見ませんでした。
密会の宿シリーズは、佐野洋原作のシリーズで、当初はテレビ朝日、後にテレビ東京で放送されました。岡江さんはテレビ東京シリーズの主演。
今回はラストから二番目の第９作でした。第１０作は、薬物所持で有罪判決を受けた高知東生が出ているので避けたのでしょうか。
ゲストは、お花の先生役の手塚理美、その婚約者の金子昇、最初の被害者の探偵事務所所長の部下の小沢真珠、二番目の被害者となる保田圭など。
最初に探偵事務所所長が死体で発見され、続いて金子昇のアシスタントの保田圭が死体で発見されます。この段階では、「交換殺人」かなと思わせますが、さらに容疑者の一人だった小沢真珠が不審死を遂げるに至って話しが難しくなります。
いかにも２時間サスペンスらしい展開をたどって結末に至ります。
いつものことですが、「どうして怪しいと思われる人と一緒に崖の上に行ってしまう」のでしょう（苦笑）。
岡江久美子さんは主演ですが、視点人物が東幹久なので思ったより映っている時間は短めでした。でも綺麗ですね。５才年下の手塚理美より劣化していなくて、和装洋装とも似合っていて素敵でした。
後は個人的な趣味ですが、小沢真珠は良い感じに怪しくて、「なるほど色々な男につきまとわれたりしそうな感じ」で良かったです。少しクセはありますが、バイプレイヤーとしては一流と思いました。
金子昇が、「言い寄った女性に必ず誕生石のアクセサリーをプレゼントしている」のですが、マメなのは勉強になりますが、いかにも足が付きそうで迂闊な感じがします。この作品からレギュラーに加わったＳｈａｒｏが他の女と同じアクセサリーをもらったと言っていたので、死んだ保田圭から奪った指輪をもらったのかと思いましたが、この伏線は回収されませんでした。
閑話休題。
岡江久美子さんと言うと、個人的には「連想ゲーム」に尽きます。ＮＨＫでの報道で当時の映像が流れましたが、本当に綺麗だし頭の回転の良さを発揮していて、今見ても素敵だなと思いました。６３才でもまだまだ活躍できたように思うので、本当に惜しい方を亡くしました。
ご冥福をお祈りいたします。
