小さなシナリオを二つソロプレイし、英文プレイブックの戦術と作戦を読んで、出来る範囲で準備して臨みました。
最初の二日間のシナリオを、希望してソビエト軍をもってプレイしました。
凍結した湖沼地帯を抜ける狭い地峡部を進んで行く兵力に勝るソビエト軍。
戦術級ゲームとは言いながら、機会射撃はなく、また作戦級要素もありますが、マストアタックではありません。
第1ターン、盤外から進入したソビエト先陣は、キヴィサルビ橋の入口を守備するフィンランド軍に対して、右側面から強力なMG部隊による支援射撃を併用して最初の攻撃を実施しました。
中央下部が直接射撃で支援を実施するMGスタックです。
フィンランド軍は最初から土地を譲るのを良しとせず、損耗を選択して踏みとどまりました。
戦闘正面が極端に狭い橋を押し進んで行くのは、大兵力を活用するには得策ではないと判断しました。橋の手前に右折する細いパスへと迂回移動を実施して戦闘正面を延翼して人手不足のフィンランド軍に圧力を掛けます。
最前線の歩兵兵力はパンチ力不足な感じでしたが、とにかくMGと迫撃砲と盤外野戦砲を全力で撃ち込んで支援コラムシフトで力づくで押しまくります。デザイナーズノートに、「常にフィンランド軍をリアクションで手一杯にすべく、ソビエト軍は拙速をもって良しとする」とあったのを実践します。
キヴィサルビ橋の反対側での戦闘に快勝して戦闘後前進を利用してホテルに接敵します。左側に映っている通りコティ島にも渡って、フィンランド軍の沿岸塹壕の背後に周り込み順調です。
初日の夜は、フィンランド軍の夜襲に対して万難を排して準備します。氷点下損耗はそれなりに食いましたが、戦闘での損耗が少なかったので二日目の朝の補充で前線は概ね回復。
二日目の午前中は、いよいよホテル包囲戦です。さすがにフィンランド軍の防衛部隊も損耗を顧みず踏みとどまり、全力で迫撃砲による防御支援を実施して昼まで持ちこたえました。しかし、ついに陥落。ここでVP的にはコティ島の完全制圧と併せてソビエト側が、逆転してリードする展開となりました。
午後になってソビエト軍はさらに隣接する採石場攻撃へと移ります。