入院の都合で間が抜けてしまいました。
普仏戦争の一会戦。
興味深いのは、移動に関する考え方。
多くのウォーゲームでは、行軍隊形で移動できる平均距離をベースにユニットの移動力を規定しているが、そんなものは接敵戦闘する場面では実用に耐えないと看破する。
敵の2ヘクス以内(ZOI)に入ると、行軍隊形から戦闘隊形へ変換して停止しなければならない。戦闘隊形では歩兵・騎兵に関わらず移動力が1しかない。
なので、行軍隊形で6移動力もある騎兵を使って敵ユニットの側面や背後に回り込んで包囲攻撃するなどということはできない。
裏を返せば正面から戦線と戦線がぶつかりあうような展開にならざるを得ない。この時代の会戦と言うのは、そんなものなのですよ‥という主張なのであろう。
装甲師団の移動力を利用して敵を包囲して殲滅していくというようなのは、実際の戦場のシミュレーションとして大いに間違っているということなのだろう。
ただ、その一方でゲームとしては平押しの仕合になってしまうので、レスエキサイティングである印象は免れ得ない。