ウィングドホースをソロプレイする

bqsfgame2017-03-23

ソロプレイしてみました。
何が大変と言って、セットアップが大変です。
非正規戦なので、特殊な部隊が多くて兵科記号で見たこともない物があれこれ。さらに、両軍の部隊が交錯した状態から始まるので、非常に考えにくい。シーローズもそうでしたが、セットアップでどうして良いのか判りにくいゲームであることは間違いありません。
ともあれ、一度セットアップして始めてしまうと、後は意外と普通のゲームです。
ただし、ヴェトコン側は、全てのヘクスを1移動力で移動できるという利点がある一方、ヴェトコンにだけ補給ルールがあって補給ユニットから6ヘクス以内でないと攻撃力をフル活用できません。ですので、どこで攻勢に出るかを良く考えて、主力部隊と補給ユニットを配置する必要があります。
連合軍側は、森は2移動力、山は3移動力と重いので、道路移動や空中機動を運用して敵を包囲する必要があります。包囲すると1コラムシフトなのですが、両軍の兵力に劇的な差がないので1コラムシフトは貴重です。補給ルールがないので、そこは心配する必要がありません。しかし、敵がブラインド状態なので、うっかり敵の師団に低戦力比で攻撃したりしないように。これはソロプレイでは起きないのですが、対戦では要注意です。NVAの師団の初期配置位置は要チェックです。まぁ、先手がヴェトコン側で、敵が先に攻勢を仕掛けてきてくれれば、正体は判るのですが、そうしてくれなかった場合にどうするかは要注意。長距離偵察ユニットが1個だけあるので、これで偵察すればそこだけは素性が判ります。ヴェトコンが先に攻撃してこないなら、攻撃をしてVP的にリードを奪って相手に攻撃ノルマを課して素性を明らかにするよう強いるのでしょうかね。
セットアップは大変ですが、始まってしまえば、普通の移動/戦闘系のシークエンスなのでそんなに大変ではありません。シングルブラインドの問題、連合軍の空爆の問題などありますが、そんなに複雑なゲームではありません。ただ、寸は長いので時間はかかりそうです。また、ユニットが損害を受けても、かなりの確率で後日再編されてしまうので、兵力が減っていきません。なので、収束性は非常に悪く、延々と泥試合を繰り広げることになりそうです。まぁ、ヴェトナム戦争ってそういうものなのですから仕方がありません。
特別に複雑にせずに、ヴェトナム戦争の全体像を雰囲気を持って再現できていれば、さすがはミランダと言う他はないのですが、そこは対戦してみて最終結論でしょう。