千葉会の雑談で、イタリア軍に制式空母ってWW2時にあったっけ?‥という会話に。
なかったよねという感じになったのですが、調べてみると計画上は在りました。浅学菲才とは恐ろしいものです。
ちゃんとウィキペディアにあります。
地中海のイギリス艦隊を仮想敵と想定して計画したものだそうです。
新造の旅客船「ローマ」を徴用して改造して作るつもりだったそうです。さらに「アウグストゥス」を徴用して改造する2番艦(?)、「ファルコ」も計画があったと言いますから、イタリアに空母がなかったと思い込みで決めつけるのは失礼でした。
ただ、建造計画は立ったものの、すったもんだがあって本格的に建造が始まったのはイタリア軍が北アフリカ戦線で航空支援を受けられないという現場の不満が高まった1941年の暮れ。遅いっ、遅すぎる!
で、イタリア降伏までには完成しませんでしたとさ。
なので、イタリアに空母はなかったという認識は、それはそれで間違いではなかったということになります。
イタリア降伏後にドイツが改造を続けたそうなのですが、連合軍の空襲を受けるなどして結局は完成しませんでした。
完成していたら、「多分、こうだったんじゃないか」劇場。
イタリアンカラーリングですね。