プラッツエン高地の戦いの様子

 ゲームシステム的な議論は昨日しました。

 さて、プレイ展開についても簡単に触れておきます。

 当方は近年はブリュッヒャー贔屓なので第三次大陸同盟を担当しました。

 フランス軍のスールト部隊は非常に強力ですが、ロシア軍はプラッツエンの街と果樹園の掩体地形に陣取っており射撃はほぼほぼ利きません。

 なので、フランス軍は複数スタックでロシア軍の1スタックを白兵戦攻撃する戦術を選択しました。戦闘ルール的にはこれで正解だと思います。

 しかし、最大の敵は件の態勢決定ロールなのです。2スタックで共同攻撃するには両方が攻撃態勢になる必要があります。しかし、60%くらいで攻撃するレベル3部隊は良いとして、40%くらいしか攻撃しないレベル2部隊が同時に攻撃できるのは、60%×40%=24%しかない訳で、4-5ターンに1回しか実現しません。レベル2が2部隊だともっと寒くて6-7ターンに1回となります。

 今回8ターンくらいはプレイしたのですが、結果としてフランスの強烈な白兵戦攻撃を受けたのは全部で3回くらいしかなかったかと思います。

 また、強烈な攻撃で完敗すると、なんと12ヘクスも一編に潰走してしまうので、次の第二撃を受けるには、敵が攻撃態勢になって接近移動を複数回して来ないとならないので、そうそうボコボコにされて壊滅とはなりません。

 なので、フランスとしては非常にフラストレーションの溜まるゲームだったと思います。

 入門用の位置づけのシナリオ1で、どうしてシステムの運用結果が出にくい、このシチュエーションを選んだのかはセンスが良くないよなぁと二人で愚痴っていました。

 ゲームシステム、プレイエイド、シナリオシチュエーションと、どこを取ってもセンスが感じられず、同じシステムの第2作が出たとしてもやらないだろうなぁと思いました。