三体を見るその3

 いよいよ佳境に入ってきました。
 前回「粛清」の話しを書きましたが、その次の回では、国連軍の特殊チームが会場へと突入します。率いているのは、この人。中越紛争で活躍した軍人だった(という話しが少し先で明らかになります)というだけあって、非常に手際よく突入します。

 しかし、突入された側も人類を売っただけあって覚悟は決めています。

 三体運動のオブジェを手に取って史強の前に敢然と立ちはだかる陳雪。なんと、小型核爆弾だと言うのです。しかし、小型核爆弾は落としたくらいでは簡単に起爆しないので、突入隊は狙撃兵を配置して彼女を射殺しに掛かります。史強は、彼女の母親の手紙を持ってきたとブラフを掛け、爆弾を撃ってしまいます。外殻の通常爆弾が爆発しますが、手紙を取りに来た男を盾に使って爆風を避けます。爆発直後のシーンで血だらけの男が倒れていてドッキリさせますが、この盾にされた男で、その下から史強が起き上がってきます。
 場内は大混乱となり、三体協会員は次々に逮捕護送されます。怪我人は救急車へ。

 汪淼教授を安全な場所に連れ出した徐冰冰は、いつの間にか防護服を着て救急車の中で史強の応急処置を。「こんなのはかすり傷だ」と言う彼に、「厄介なのはかすり傷より被曝です」と冷静なのか冷酷なのか。

 次の回では入院している史隊長を汪教授が見舞いに来ている所に検査結果を持って入ってきますが、汪淼教授には見せません。汪が帰った後に見せますが、史は「これは汪には見せるな、あいつ泣くからな」と。小学生かよ!