いろいろと堆積してしまって、ようやく最終回を視聴しました。
うーん‥。
まず一番違和感が強いのは、おなじクールの「トゥルーカラーズ」で美徳先生という好人物を演じしている加藤雅也を、ラスボスの司法トップの巨悪としてキャスティングしていることです。個人的には、これは見ていて辛かった。
言ってみれば、「99.9% シーズン2」の鶴瓶の役回りなのですが、鶴瓶がいかにも人当たりの良さを繕った悪役然としているのに、加藤はそこまで悪そうには見えないのです。
バディの桜田ひよりと、矢本悠馬は、非常に上手く機能したと思います。
金山の親父(渋川清彦)も良い感じ。
羽毛田(三浦貴大)は、途中まではいやらしいチンピラをうまく演じていたのですが、終盤にフェイスターンして中途半端な感じになってしまい評価しがたいですね。ヒールターンとか、フェイスターンの納得度には敏感なのですよ、プロレスファンは。
結局、いちばん良かったのは京都の和菓子屋「鳳凰」の相続を巡る2話続きでしょうか。これが最後に来ていたらドラマ全体の評価は、もっと高かったかなと思います。そういう意味ではシリーズ構成の失敗という気がします。
あとは第6話の銭湯(本田博太郎、恒松裕里)も良かったので、全体としてもっと高く評価したい気持ちもあるのですが、終わり良ければ全て良しにならなかったのが、非常に勿体ないドラマでした。