千葉会:中世の陰謀を対戦プレイする

 DRAGOONさんの企画にて、「中世の陰謀」を対戦プレイしました。

 神聖ローマ帝国の選帝侯になって皇帝を目指すというマルチプレイヤーズゲームです。ルールを読んだ段階では、比較的rationalなルールだと思ったのですが、プレイ当日に爆死してしまいました。

 まずプレイしていて思うのは、まるでワレスのゲームみたいにリソースがカツカツだということでした。

 第一にお金が足りません。本ゲームは年がら年中オークションをするので、お金がないと全然参加できません。1ターンの収入は100ダカット弱なのですが、これだと本気で一回競るとなくなってしまいます。

 オークションされるものとしてイベントカード、後継者不在となった領土など、いろいろなものが次々に出てくるのでお金がないとさっぱりなのです。

 第二に子供が足りません。本ゲームでは新たに得た領地に、自分の息子を継承者として送り込まなければなりません。子供マーカー=支配マーカーになってもいます。

 ところが、子供は毎ターンの運命フェイズdrで生まれるのですが、1-3で一人が不慮の死、4-5で一人誕生、6で双子誕生です。ですので、期待値として1/6人/ターンくらいしか増えません。

 なので、1ターンに新しい領土を二つも三つも取るということは、子供ネックでできないのです。

 また、子供は生まれた時に世俗教育を受けさせるか、宗教教育を受けさせるか決めねばなりません。

 世俗領主の後継者には前者が、宗教領主の後継者には後者が要求され互換性がありません。なので、実態としては二種類の子供それぞれを別のリソースとして管理する必要があります。

 子供の増え方からわかる通り、一方が枯渇するということはしばしば起こります。これには、どちらかの子供が一人しかいなくなると、その子供が継承に必要な領主を狙い撃ちして不幸(急死)を撃ち込まれるので、単純な統計評価以上に枯渇しやすいのです。

 第三に部隊が足りません。エリア式とは言え、一応はウォーゲームの体ですので、部隊で攻撃してエリアを取得できます(別法として領土支配者が死ぬと競売に出るのでオークションで買うこともできますが、第1の通りお金も足りません)。

 部隊は騎士と傭兵がいて、傭兵は毎ターン1個買う権利が保証されています(と言ってもお金がなければ買えません)が、騎士はイベントカードがないと買えません。第一で書いた通りイベントカードは競売ですので、価値が高い騎士カードは高騰します。なので、非常に手に入りにくいのです。

 まぁ、それでも午前中はそれなりに五人で楽しくプレイしておりました。

 昼食にトンカツを食べに行って戻ってから、最初の選帝侯死亡が出て、愕然としました。

 選帝侯も死ぬと領土は競売にかけられ、競り落とすとめでたく選帝侯になれます。

 ところが、その最低入札価格が300ダカットだと聞いて、みな開いた口が塞がりませんでした。第一で書いた通り、ターン収入が80くらいの相場ですから、4ターン分の収入を何も使わないで蓄積してようやく買えるくらいの相場です。ちなみにゲームはイベントカードの枚数ネックで全6ターンしかありません。その2/3を消費して、やっと1枚しか買えないとすると、選帝侯を二つ以上もつことは普通の路線ではできません。

 この時に、「300ダカット持っている人?」と問い掛けると、たぬきちさんだけが手を挙げたので、たぬきちさんの落札として300ダカットを吐き出してもらうことにしました。

 あとイベントカードの山の作り方のルールの都合で、次のターンの最初のカードが「皇帝の死」であることが確定していたので、この状態で皇帝選挙になることが確定してしまいました。

 そうすると、プレイヤー中で選帝侯を持っているのがたぬきちさんの一人だけなので、たぬきちさんが自分に投票して皇帝になることが確定しました。

 これを阻止する、あるいは次の皇帝選挙までに別の選帝侯を入手できる可能性を議論しましたが、誰も入手できそうにないということで合意に至り、たぬきちさんの勝ちでゲームを終了しました。

 随所に興味深いサブシステムがあり、このまま捨てるには惜しい作品です。

 しかし、問題が複数、かなりゲームシステムの根元に近い所で絡み合っているようなので、ちょっと手直しする程度では対応できなさそうです。

 以前に「サンダーズエッジ」でやったような根本原因究明から対策立案まで徹底的にやらないといけないのではないかと思いますが、小生は本体を持っていないのでちょっとそこまでできないです。

 

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