SGC例会:アメンラーを対戦プレイ

bqsfgame2004-11-21

懸案のアメンラーをプレイ。結果から書くと、Gさん:50点、いしだ37点、以下、32点、28点、28点という展開。
Gさんが最初のラウンドでカード2枚付きの土地を落として良いカードを引いて潤沢なキャッシュフローを得てから終始リードを保ち続けて圧勝した。個人的には旧王国時点最下位から2位まで挽回したので悪くはなかったと思うが、逆転のシナリオが全く描けない13点差の大敗と言える。新王国の決算では、9個ピラミッド、3セットボーナス、神殿ボーナス、西岸ボーナス、下流ボーナスまで効率良く取ったのだが、それでも首位との差はむしろ開いた‥(^_^;
ゲーム全体の感想として以下の点がフラストレーション
①逆転が非常に難しい先行逃げ切りが強いゲームである
②理由としてマンツーマンで直接的に相手にブレーキを掛ける戦術がない
③先行逃げ切りのゲームはそれはそれで良いが、その先行が生まれる原因がたまたま良いカードを引いたためというようなランダム要素なのは釈然としない
④いろいろと複雑な要素が盛り込まれているが、それが戦略の多様性を産んでいるかというとそうでもない
⑤理由として実はビッディング時の選択の幅はそれほど広くなく、しかもオークションは全体で6回しかない
⑥特権カードのボーナスによる戦略の多様性はなくもないのだが、これはカードの引きに左右されるものであり、これもお告げに従うチックなものである
オークションゲームはクニッツアのお家芸だが、「フリンケピンケ」のシンプルな美しさ、「モダンアート」の洗練とセンスを見た目には、いたずらに複雑な割には面白さが特に増しているとも思えず厳しい評価になってしまう。
土地の出てくる順番によって、肥沃なゲーム展開と、貧困なゲーム展開が生まれ得るという展開の多様性を産む工夫は一定の成果を収めているとは思う。ただ、それも「フリンケピンケ」で最初に大きい数字ばかりが出る展開と、最初に小さい数字ばかりが出る展開という多様性と比べて、随分複雑なことをしている割にはそれほどプラスアルファはないのではないかという気もする。
近い内に「フリンケピンケ」をまたやってみて比較して見たいものだ‥(^o^;