インターネットの某所でGJの付録の「ソロモン海海戦」は面白いと読んで、引っ張り出してきた。同人版時代の1999年9月の58号になる。もう5年半も前とは‥(^_^;
デック構築した上でペア戦でプレイするカードゲームというのが敷居が高く、積読になっていた。ところが、今回ソロプレイしてみたら、思ったよりも簡単。ちゃんと仕組が分かった人にインストしてもらえれば、その場でプレイできるだろう。
デック構築時に、主として日本軍がガダルカナル揚陸を目指すか、機動艦隊対決を目指すかで大きな選択がある。米軍はそれを読んでどう対策するかである。さらにペア戦なのだが、任務に基づいて役割分担すべき部分、配られた手札で役割分担すべき部分があって、プレイヤー間で手札を移動するルールをどう使いこなすかがカギになる。爆撃機と爆撃カードがセットにならないと任務が遂行できないので、偏った場合には分配がいるのである。米軍は陸軍機はヘンダーソン基地を持つプレイヤーしか使えないし。そこに絡んで妨害カードや暗号戦のルールまである。ふーらー中村さんの着想の勝利。国産ゲームデザインが世界に誇っても良い一作だと思うが、それほど評価が高まらないのはデック構築、4人ペア戦カードゲームがウォーゲーマーにはプレイされにくいからか。
ソロプレイでも結構面白くて、思わず2回も終わりまでやってしまった。1回目は米軍が日本の輸送艦隊と翔鶴を撃沈して圧勝。2回目も輸送艦隊を水際で撃沈して辛勝した。画像は初戦のクライマックス、米軍のドーントレス3戦隊が翔鶴を沈めたワンシーン。
デック構築の自由度がもう少し欲しい気がするので、記載の通りもう1セットあっても良いかも知れない。今となっては入手難かも知れないが、死蔵していて譲ってくださる方なんていないだろうか‥(^_^;?