トワイライトインペリウム3

ムーンゲーマーさんで、ほぼ日本語化する形でプレイに漕ぎ着けられたとのことで素晴らしい。ただ、それでもインストからプレイ終了まで5人で9時間は掛かった模様。
とは言え、調べていくとデザイナーの新版での意図はドイツゲームの仕組を取り入れてゲーム時間の短縮を図ったとのことなので、終局まで一日でプレイできるようになったのは、これでも成果なのかも知れない。
ギークの詳細なレビューで2版との差を語っているものがあったので読んでみたところ、大きな差異は、プエルトリコ的な「戦略カード」の採用と、プレイヤーの戦略指針を形成する「コマンドカウンター配分」の採用にあるらしい。
バランス問題については、「ISC論争」が起こっていて、これは勝利得点を直接的に生む「インペリアル」という戦略カードがバランスを破壊しているかどうかという議論のようだ。その一方でこのカードが収束性を高め、終盤の閉塞状況をブレークしているという意見も聞こえている。
とまれ、2版から大きな変更がなされ、それがゲームの様相を変貌させ、最初のとっつきは悪いがプレイヤーが理解して運用できるようになると確かにプレイの加速は果たされているということのようだ。
此処まで議論が煮詰まってくると、「箱が巨大」で「プレイスペースも一層必要」になったというネガティブ面はあっても、単体で拡張要素まで完結していることを考えれば高い買い物と敬遠しているのも惜しいかという気もしてきた。いま一番旬なSFゲームメーカーFFGのフラグシップゲームの大改訂が一定の成功を収めたのを見ずして、SFゲーマーとしてはどうするという気もする。
しかしながら、あまりに巨大な荷物が届くことは家庭的に不安ではある‥(^_^;