ウェストエンドのエア＆アーマーを緊急入手（？）した。
フラッシュポイントゴランがバランスが悪そうだが、どうしても現代戦エアランドバトルの作戦級がやりたい気がして、その進化の到達点と言えるものを探して行き当たった。
昔のウォーゲームについては評価が薄く辛い傾向のあるギークでも７．８ポイントの評価を得ており、しかもコメントを付した人がほとんど誰もネガティブなことを書かない。これはなかなかありそうでないことで吃驚だ。
デザイナーのブルース・マクスウェルはこれ一作品しかやっていないようで他ではまったく聞かない。
ドイツのビュルツブルグ周辺での第三次大戦仮想戦の作戦級だが、そのデザインの重要点はフォッグオブウォーとコマンドコントロールである。特にデザイナーズノートでは、もっとも戦果を挙げた史実の作戦は奇襲であると明言し、相手の予想を覆した作戦行動の重要性を指摘している。しかし、ウォーゲームではこれは実現されにくく、今回はそこに挑戦したとしている。
その意味では、しばらく前の指輪物語のフェローシップオブザリングもそうだが、史実（物語）で最も重要だった相手の行動というアウトプットからその意図を測るという部分に比重のある興味深いデザインと言えるだろう。ギーク評価にふさわしい実力があるかどうかは自分の目で確かめなくてはと思っている。
ただし、フォッグオブウォーが題材であるだけにソロプレイには全く向かないらしい。果たして相手が見つかるかどうか？？？
また、第三次大戦ものでは航空戦、電子戦を初め、様々な要素が関係してくるのだがザネクストウォーなどと同じく基本システムでは陸戦の基本要素だけをカバーしており他は上級ルールという構成になっている。現代戦作戦級としての真価は上級まで行かねばと思っているが‥。
