新生代までローカルルールの感想

いくつかの問題点は残ったが、個人的にはかなり満足している。
1)KT境界ルールを初めとするカタストロフィは、それらしい水準になったと思う。
2)バイオームの変化も最終局面を見たときに中生代から第三紀までを反映したそれらしい水準になったと思う。
ただし、問題も少しあって
3)DNAカードを手札に戻せるルールは矛盾やゲームテクニックに走った非シミュレーション的なプレイを生んでばかりいるのでない方が良い。
4)SEX遺伝子はカタストロフィが増えたこと、プレイヤー数が減ったことで威力を増し、明らかに他のDNAと比べて突出してしまった。
この3、4の問題点を修整したところで、ローカルルールの調整は終わりかと思う。参加者からは、新生代までプレイするバージョンをやってしまうと、中生代のみのバージョンは魅力が薄いように思うというコメントがあったので、プレイバランスやプレイタイムも含めて新生代までバージョンを3人プレイするのがベストという結論かと思う。ギークには5人用のシートなどもあるようだが、ゲームの厳しさから見て5人はかなり無理がある気がする。特にカタストロフィのようなランダム要素の強いネガティブイベントを入れてプレイするのは深刻だろう。また、一旦、根絶されたプレイヤーに対するペナルティも重過ぎるようなので、これも修整することにした。
メンバー解散後に早速、自分用のプレイエイドシートは修整案を作成して作り直したところだ。次にプレイするときには、これでやれるだろうと思っている。3人で6時間という目安が見えたので、また機会があればやれるかと思っている。カードデックのメクリによってプレイ展開は毎回ドラマチックに激変するので、まだまだ遊べる気がしている。オリジナルのままでは完成度が低くてどうかと思うが、個人的には「サンダーズエッジ」と共にローカルルールで磨き上げて抜群の遊び応えになった今年最大の収穫だと思っている。このゲームに出会えて本当に良かったと思う。