SGC例会:ローグトルーパーを対戦プレイ

bqsfgame2007-01-26

ゲームズワークショップのペーパーボードゲームでの全盛時の一作。
ヌーアースという植民惑星を舞台にしたノルトとサウザーの戦争は、惑星全土を核戦争で荒廃させてしまってもなお続いていた。サウザーの遺伝子改造戦士たちによるクオーツゾーンへの強襲作戦は戦況を打開すると期待されていた。ところが、降下した彼らを待っていたのは、敵の精鋭装甲部隊の待ち伏せだった。味方の中に敵に内通して情報を漏らしたものがいるのだ。装甲部隊による大虐殺を生き残った数人の兵士は、内通者に報復するため荒廃した惑星を復讐の旅に出るのであった。
‥というRPG的なボードゲーム。同社の「タリスマン」とフレームワークが似ていると言われる。確かにその通りで、盤上をあっちこっちへ移動して内通者の情報を集め、内通者を特定すると敵と対峙するためサウザーの司令部に乗り込む。エンカウンターカードの引き方やカードの書式と解決ルールも似ている。
しかし、BGGなどにも書かれているが、実は「ローグトルーパー」の方が「タリスマン」よりゲーム的には収束性が良く短時間できちんと決着するのでゲームとしては万人向けらしい。
実際、今回も3人でプレイしたのだが2時間ほどで完全決着した。
しかも、最後のクライマックスでは非常に接戦となり、爆笑の展開となった。
理由は内通者の行動をさせることができるカードを互いが持ち合っており、内通者が仕留められる寸前になると、他のプレイヤーからカードが出てきて内通者の思わぬ反撃や逃走が演出されることにある。
実際、今回、わたしは最初に内通者の正体を突き止めて最初に司令部へと乗り込んだ。そこで内通者と対峙しているときに、Oさんのトルーパーが司令部の奥のコンピューターにアクセスを開始、正体を突き止めて争いに介入してきた。いまにも止めをさそうと思っていたときに漁夫の利を攫われそうになったので、わたしはOさんのトルーパーに一撃。ところが、Oさんはこれに対して内通者を手引きして逃亡させると言う暴挙に!
内通者を手助けするとは許せぬ! わたしはOさんのトルーパーを殴り倒して司令部の外へと内通者を追うためスペースポッドで追う。ところが、今度は高飛び先の地表でくすぶっていたGさんのトルーパーが遅蒔きながら正体を確認、今度はGさんとの内通者を仕留めるスピード争いに。最後は一手差を争う展開ながらGさんに先んじられ、結局、最初に正体を突き止めながら敗北してしまった。
この日のゲームは全敗。しかし、長年の懸案ゲームができて、大いに盛り上がるクライマックスだったので満足して引き上げてきた。