GJ47号を読む

bqsfgame2007-08-21

「パックスロマーナ」をプレイして、俄かに共和制ローマブームが再燃している。
久しぶりにGJのバックナンバーを発掘していたら出てきたのが47号のポエニ戦争特集号。発行は1997年4月だから、もう10年前の雑誌と言うことになる。ポエニ戦争ゲーム比較で登場するのは、古典的名作SPIの「ポエニ戦争」、そして当時既に傑作としての評価を確立していたAHの「ハンニバル」、最後が当時既に埋もれていた‥(^_^;‥3Wの「Ⅵアゲインストローマ」である。
この記事を読んでいて意外だったのが、「Ⅵアゲインストローマ」が非常に高く評価されていたこと。曰く「こうして見るとⅥアゲインストローマのハンニバルシナリオこそ、プレイヤーが勝つための戦略を十分考えると、特別ルールなしに歴史に近い行動を取るようになるゲームだと言えそうだ。」と持ち上げている。
もちろん難点も指摘してあり、「戦術戦闘ルールは読んで楽しむだけの代物だし‥中略‥ハンニバルシナリオに関してはローマが陥落しやすいのでローマのシティ値を3→4に変更したり‥中略‥そういった点にさえ注意すれば、今まで見過ごしてきたゲームが傑作の名に値する‥」と言った具合で、かなり注意深い扱いをしてこそ評価に値すると言うことのようだ。
とは言え、この記事を読んでしまうと、Ⅵアゲインストローマをやらずに共和制ローマゲーマーを名乗ることはできなさそうなので、今年の秋の課題に挙げなくてはならないかと思っている。