最近の18xxの負けパターンに思う

マルチなのだから人数相応の回数でしか勝ちが回ってこないとすれば、特別負けが混んでいるという訳でもないと思うのだが、なんとなく負けパターンのようなものがある気がする。
今回の18FLでも、シーボード社の社長として優良企業に育て、その評判の故に株式がソールドアウトになりキャッシュフローが悪くなったときには社長として逸早く決断して内部留保をして3E列車を調達、常に業界でトップクラスの運行収益を挙げ続けた。最終局面でも、もっと良い車両構成の後続企業と戦って業界2位の収益を挙げ、社長としては満足の行くプレイをできたと思う。
しかし、結果は4人中4位。投資家としては惨敗である。
どうも最近の負けパターンを見ると、この展開が多い。会社は非常に上手くオペレーションしており、今回はインフレな展開のため株価でも遅れを取ったが、株価も高水準になる場合も多い。しかし、投資家としては投資効率が悪く負けてしまう。
ファイナンス的な話しとしては、18xxでは企業の将来価値を高めるための設備投資の資金調達が株主に理解されず株価が下がってしまう‥というシステムが現代の理に叶っていないと言うこともできる。
その一方で19世紀が舞台のゲームなのだから、これで当時のファイナンシングのメカニクスとしては妥当だと言う説もありそう。
いずれにせよルールは明示されている訳だからその中で敗北していることは事実。会社に惚れ込んでしまって投資家として利益を最大化する視点が欠如している点が敗因なのだろう。
ただ、言い訳かも知れないが、会社を長期的な視点で良く運営しようと言う経営をしてくれない会社では働きたくない気がする。会社は誰の持ち物か? いまはアメリカ的な株主の持ち物だと言う論調が強いが、最終的な結論はまだ出ていないと思う。ヘッジファンドなども昔より会社を長期保有して育成する視点に移りつつあるように思う。