ＳＰＩのゲームで何が好きですか？‥という質問に多くの人は本格派のウォーゲームのタイトルを挙げると思う。同社の主力製品群であり実際に最大の成果であると思う。
しかし、個人的にはやはり同社のＳＦゲームも捨てがたい。ＳＰＩはＳＦゲームにおいてもパイオニアであり、またパラグラフ式ボードゲームでもパイオニアであった。前者では、「南極未来戦争」、「火星の大元帥ジョン･カーター」、そして本作「スタートレーダー」が個人的な御三家。後者のパラグラフ式ボードゲームでも、「ＢＳＭパンドラ号の航海」、「タイムトリッパー」、「ダモクレスミッション」が御三家だと思う。
中でも「火星の大元帥カーター」と、「スタートレーダー」は、後継者となる発展形のゲームが存在しないので、今でもなお未見の人には是非ともプレイしてみて欲しい野心的な作品だと思う。もちろん時代は流れ今となってはユーザー･アンフレンドリーな部分も目立つのだが、それを押してプレイする価値のある二作品だと思う。
その内の一つ「スタートレーダー」を年内にプレイできないものかという企画が持ち上がっている。
しかし、ルールやガジェットの分量も多く、シナリオや勝利条件セットの選択にもよるが満足の行く貿易展開を得るにはそれなりの長時間プレイが必要だと言う記憶があり敷居が高い。しからば、この機会に思い切ってローカルルールで敷居を下げてしまい、「アメリカンメガファウナ」のように半日で楽しくプレイできるようにしてしまえないだろうか？
ということで、その名も「Short Time Star Trader」プロジェクト。略称、ＳＴＳＴプロジェクトを始めてしまうことにした‥(^_^； さて、本当に年内にプレイに漕ぎ着けられるだろうか？
