STSTプロジェクト:ニュースチットの問題点

bqsfgame2007-11-13

「スタートレーダー」の非常に面白い部分の一つにニュースチットが挙げられると思う。
これは、イベントや、ビジネスチャンスなどをゲームに持ち込むチットで、ランダムに選ばれゲームターントラック上の未来ターンに配置される。イベントは時期が来るとオープンになり発動され、ビジネス機会ならプレイヤーが取得して活用していくことになる。
このニュースを事前に察知するには、プレイヤーは一定のコネクションを持っている必要がある。このゲームでは、ビジネスコネクション、政治コネクション、非合法コネクションがあり、それによって手に入る事前情報の種類や量が異なっている。このメカニクスは非常に面白い着想で、雑誌の付録ゲームとしては非常に秀逸だと思う。
ただ、「雑誌の付録ゲームとして」と書いたが、デザイナーは「雑誌の付録ゲームだから、次号が出るまで2〜3回プレイされれば」という想定だったのではないか。画像だとわかりにくいかも知れないが、どのコネクションがどの程度あれば見られるか、どの程度先に発動するか、と言った情報が背面に書いてあり、同じ組合せのものは基本的には2枚ずつしかないので、何度もプレイすると重要なものはどの背面情報のチットにあるのか分ってきてしまう。結果として、「スタートレーダー」経験者と、初見者の間の不公平要素の一つになってしまう。つまり「このチットは、あれかあれのどちらかだな」と分ってしまうし、1枚が出るともう1枚は確定して分ってしまう‥(^_^;
このあたりはなんとかしたいところだと思っている。
基本的には背面情報は、3つのコネクションのどれが必要かだけにしてしまって、発動タイミングは共通。コネクション水準は、どれくらい前から検知できるかのチェックにだけ使うことにしてチット側には水準設定をいないことで考えている。すごく機密性が高くて素人には手に入らないビジネスチャンスとか言うのは規定できなくなってしまう訳だが、事前にチットの予想が付いてしまうというデメリットの方が問題が大きいと思うので止むを得ないという判断。