フォールオブローマの評価

bqsfgame2007-11-28

一夜明けて冷静に考え直してみたが、最初に出てくる感想は「帝政ローマの混迷」の雰囲気は良く伝わってくると思った。帝政ローマ史に疎いので、こちらが思っている勝手なイメージと合っているというのが正しい表現かも知れないが‥(^_^;
昨日も書いた通りルールも混迷しているのはご愛嬌。ソロプレイゲームで雰囲気を楽しむものだと思ったので、個人的には罪は重くないと思うが、システム相手に勝敗を真剣に考えようと言う人は許せないかも知れない。
ちょっと気になったのが視点がどこにあるかということ。反逆軍団が登場して逆臣がローマにやってきて帝位を継いでしまうと、それはそれでローマ帝国としてプレイが続くのが不思議。逆に言えば、このへんがローマ帝国が内憂外患に晒され続けながら、一応、歴史的には国家として継続した体をなした実態なのかも知れない。
シナリオの差異は初期配置や勝利条件のほかは、使用するチャートの修整値やコラムの違いになっている。いまの時代のセンスからすると随分とドライな印象を与える。そういう時代の作品だからしょうがないが、違うシナリオもやってみようと思わせるだけのヴィヴィッドなシナリオ間の差異が付いていない気がする。
プレイした感想としては、やっぱりこの題材はソロネタかなという気がする。「闇よ落ちるなかれ!」は本当に対戦ゲームとして成立しているのだろうか?