S&T235:コールドウォーバトルズを入手

bqsfgame2007-12-02

234号と一緒に入手。
なんと往年のSPIの「モダンバトルズ」へのオマージュと思しき作りではないか?!
シンプルなルール、特徴的な戦力差(比ではない)方式のCRT、現代戦のフルサイズゲームでは取り上げにくいマイナーな題材のカバーリング
「フォールオブローマ」の再版もそうだが、ミランダ先生はSPIへの追憶を今になって形にしだしている気がする。
今回の「コールドウォーバトルズ」第一弾としては、アンゴラと、ブダペストが取り上げられている。第二弾は2年半後の250号に予定されているというから気の長いプロジェクトだ。恐らくマイナーな題材を扱うための調査活動期間ということと、年間のゲームの歴史分布のバランスを考えて配置しているためだろう。
アンゴラ内戦あたりになると、一体どういう戦いだったのか、さっぱり予備知識がない‥(^_^;
ブダペストの方は、都市としては日本のウォーゲーマーの間ではHJの外人デザイナーによるオリジナル第一作として鳴物入りで発売された「ビターエンド」の舞台となって一躍有名になった。東部戦線版バルジとも称され、被包囲部隊の救出と言う明瞭でドラマチックな目標のある佳作だった。同一へクス戦闘のルールは混乱のもとだったのと、PGG系列の中ではプレイタイムが重かったのが難点だったろうか。手放してしまって久しい。
しかし、今回のブダペストは冷戦時代であるので、ご存知ハンガリー動乱の方。フルシチョフ政権下でスターリン主義の見直しが進みソヴィエト離れを志向したハンガリー。これに対してソヴィエトが警戒感を抱いて脱ソヴィエトの動きを弾圧したのがハンガリー動乱‥というくらいが個人的な理解。と言っても冷戦も既に過去の歴史となり、今時の若い人は授業でも教わらないだろうし、さっぱりピンと来ないかも知れない‥(^_^;
「トワイライトストラグル」や、「1960大統領を作る方法」などもそうだが、近年、冷戦時代を振り返るゲームが増えてきた。歴史として客観的な評価がようやく可能になってきたと言うことだろうか?
シンプルな基本ルールで4つのゲームがプレイできるなら、これはやってみるかと思っている。実は「闇よ落ちるなかれ!」のルールブックが読みにくくて挫折気味なのでこちらへ転進してしまうかも‥(^_^;