アフター・ホローコーストの設定

四日間戦争と呼ばれる核ミサイルによる都市直接爆撃の応酬から5年、アメリカの人口は4000万人まで減少していた。しかし、その状況から人々は再び立ち上がり、社会を組織して文明を再び築き上げる努力が各地で行われていた。北東部ではベル電話会社が中核となり、五大湖沿岸では宗教団体が先頭に立った、南部では連邦警備隊が軸となり、カリフォルニアではバンクオブアメリカが母体となった。これら4つの勢力はそれぞれの版図を築き上げ、食糧自給体制を確立、その上に鉱業生産を再開して、工業の復興を成し遂げるようになっていた。いずれの勢力が新しいアメリカの中核的な存在となるかは、これからの復興の過程で定まるに違いない‥。