数字で見るライトニング:ミッドウェイ

その昔、「数字で見るアップフロント」という記事があってアップフロントをある程度までプレイした人にとっては必見の分析記事だったと思う。AHが素晴らしかったのは、GENRAL誌でこうした分析記事が充実していたことで、他に印象に残っていたものとしてはガンスリンガーがある。
さて、最近お気に入りの「ライトニング:ミッドウェイ」だが、持主が有利なのを少しでも緩和するために数字の分析を少し此処に載せておこうと思う。
1:フォースカードの内容
アメリカ軍
総枚数:15枚
総攻撃力:29
総防御力:23
攻撃力には攻撃時修整を含み、防御力には防御時修整を含む。
日本軍:16枚
総攻撃力:40
総防御力:28
となっている。
見ての通り単純なフォースカードの比較では日本軍の方が優位にある。このことは覚えておいて損はない。
具体的な内容としては、攻撃力で差が付くのはアメリカのデバステーターが攻撃力2しかなく、他の攻撃機の攻撃力3の水準に届いていないためだ。次に防御力で差が付くのは日本のゼロの防御力が4あり、F4Fの3を凌駕しているためだ。
アメリカのゲームでゼロ戦の優位性が明確に存在するゲームはあまりないのだが、本作はゼロ戦、97艦載攻撃機、97艦載爆撃機の設計の優位を満喫できるようになっている。
2:偵察力の違い
本作でいかに良く準備された敵の攻撃をも無効にする最強のカードが、「ノーターゲット」だ。
アメリカ軍の偵察優位を示して、アメリカ軍には3枚が与えられ、日本軍には2枚しか与えられない。これを無効化する「偵察」カードは両軍に1枚ずつだ。
プレイしている実感としては、すごく日本軍に不利な印象を持っていたのだが、これは偵察が適切にマッチアップされると言う前提では有効に働くノーターゲットは、アメリカ2枚、日本1枚と倍の差がつくということからくるのだろう。この辺りのカードはカウンティングしておいて損はないと思う。相手がノーターゲットを持っている確率が高い状況で全力攻撃をするのは非常に問題が大きいからだ。
[つづく]