スペースディーラーをソロプレイする

砂時計を使用するリアルタイムゲームであると同時に、多人数の半協力ゲームでもある。
プレイヤーができることは、まず鉱山を建設し、鉱山で生産して資源を獲得する。それを宇宙船に積んで他プレイヤーの星系へと行き、そこで建築物を完成する。
此処でミソなのは、自分の星系の建物を直接建設できず、必ず他人のものを建設すると言うことだ。
さらに、3人以上だと、プレイヤーAの建設物を狙って、プレイヤーBとCがそれぞれに資源を生産・蓄積して建設を狙うのだが、そうなると早い者勝ちになる。
と言うことで、ソロプレイではおよそ醍醐味の見えない多人数リアルタイムならではのゲームになっている。
制限時間はジャスト30分なのだが、その中で各アクションは必ず砂時計を使用してプレイするので、できることは限られている。上手く段取りして最短距離を辿ること、他人に先を越されないように周囲の状況も良く見ていることが必要だ。
砂時計は二個しかなく、それなりの経過時間が必要だ。このため、二個ともセットしてしまうと、落ちるまではダウンタイムになる。その間に周囲が何を実行中かを観察し、その先の意図を分析し、それが自分の意図とぶつかっているならどちらが先に達成できるのかを考えなければならない。
砂時計のダウンタイムがそれなりに長いので考える時間はあるし、むしろ落ちるのが待ち遠しいことも多い。しかし、そのダウンタイムの間にも観察したり判断したりというプレッシャーが常にあるので、そこが好きな人はOKだと思う。
先日のダウンタイムが長くて辛かったダックディーラーと同じテーマでありながら、プレイ感覚としては対局にあるゲームと言えるだろう‥(^o^)