旋回比率の把握

さて、今度はゲーム全体のプレイエイドを参照する。
場合によって機種のADCを参照したり、共通のプレイエイドを参照したりするのが、わかりにくい。これがスムースに参照できるようになると機体運動がスムースにできるようになることだろう。
さて、左上の一番最初に見るべきところに問題の飛行機ターンチャートがある。
その左側に現在速度の列があるので、現在速度5.5に相当する行を探す。その行の右側に旋回性能が書いてある。
パイロットは状況に応じて5段階の旋回率を選択できる。左からイージー/タイト/ハード/ブレーキ/エマージェンシーとなっている。右へ行くほど急旋回になる。
さて、この旋回率の違いが何をもたらすかは、今度はブリュースターのADCに戻ることになる。中央やや上に飛行機パフォーマンスチャートがある。その題字の下に、略号で先の旋回率が記載されている。TT/HT/BT/ETである。それぞれの右側に()書きの数字がある。これが、その旋回率で1回旋回した時に発生する減速ポイントである。TTからしか欄がないのだが、ETの時にはTTの半分の減速ポイントが発生することになっている。
パイロットは、リスクが大きくなり過ぎない範囲で目一杯の急旋回をするためにブレーキターンを選択し、左旋回を選択した。
BTでの旋回率はプレイエイドに戻って、速度5.5の行のBT列を見ると「2−1」と記載されている。これは2FP移動すると30度旋回でき、さらに1FP移動すると次の30度旋回できることを意味している。そして、それぞれの旋回により、飛行機パフォーマンスチャートのBTに(3)と示されているので、3減速ポイントずつ被ることになる。