バッファローウィングで飛ぶには? その4

いよいよユニットを盤上を移動させる準備が整った。
速度は5.5FP、以前に書いた通り端数は次のターンに繰り越すので、今回使用するのは5FP。その中の2FPまでを垂直上昇に試用することができる。
そして今回は左旋回を選択しており、BTにより2FP移動後に30度旋回、さらに1FP移動後にもう30度旋回できる。
これらの情報を踏まえて盤上を移動することにする。
まず2FPを水平移動に使用して2817から2616へと移動する。
ここで最初の30度左旋回を実行して、真南へと機首を変える。
さらに1FPを水平移動に使用してヘクス2515/2516間のヘクスサイドへと移動する。
ここで二度目の30度左旋回を実施する。機首は南南東へと向いたが、この時点で南南東への移動にあたってヘクスサイド上を使用した移動が規定できないため、プレイヤーの選択により一方のヘクスへとスライドさせる。この例では2516へとスライドした。
3FPを使用したので残り2FPあるが、それは垂直上昇に使用することにした。また2FPを使用したので新たな旋回権利が発生したので最後に旋回して南東方向へ機首を向ける。これで今回のターンの5FPを全て使用したので移動終了である。
最終的なヘクス位置2516と、機首方向南東をログシートに記入する。
これで水平情報は無事に完了した。
高度の計算に移ろう。開始時高度は9800、300フィートの垂直上昇を2回実施したので10400である。これもログシートに記入しよう。
そして、最後に速度変更を計算する。
エンジンパワーで+3、3回のBT旋回で−3×3、600フィートの上昇で−6(100フィート上昇すると−1)。
さらに選択ルール8.4.1のピッチ変更による減速で、水平飛行から上昇飛行に移ったことでTT相当の−2を被る。
結果として、+3−9−6−2=−14となる。
減速ポイント5ポイント毎に速度0.5FP原則となるので−10分で速度1FPが減速になり、次のターンの速度は4.5FPとなる。これをログシートに記入する。5ポイント分に届かなかった残りの4減速ポイントは次のターンへの繰り越しとなる。
このターンの未使用速度の0.5FPと、繰り越し減速ポイント4をログシートに記入する。これでこのターンの移動はすべて終了である。