B級SFゲーム検定 解題に代えて

某所に解答案が出たこともあるので、此処で解題することもないかと。

>ユーロゲーム方面では、テーマとシステムの乖離について議論されることが多くあります。しかし、ことSFゲームに限っていえば、それはとてもあり得ないことです。

と言う指摘は非常に興味深いもので、SFゲームでは題材を表現するのにふさわしいシステムデザインがされているものが確かに多いかも知れない。
もっともヒットしたユーロゲームのシステムを流用するようなデザインも近年は見掛けるように思うので、それもまた時代の流れと共に変わってくるのかも知れない。
解答案に登場する2038などは典型的な例で、18xxと言うシステムが先にあって、そこにSFの舞台をかぶせた形になっている。同じような話しとしては、エンパイアビルダーのシステムが先にあって、それを月面へ持っていったルナーレールズとか。
期せずして、この2作品はいずれもオリジナルに比べてパッとしないのだが、そこには流行のシステムを焼き直しただけと言う安易さがあるかも知れない。
焼き直しが即駄作を生む訳ではないと思うが、安易さは駄作を生む温床かも知れない。丁寧にテストプレイしてバランス調整したオリジナルに比べて、安易にパブリッシュされている印象は否めない。
うーん、でもルナーレールズは予告から出版までの年数を考えると、いくらでもテストプレイできたはずなんだが‥(^_^;