ペンタゴンゲームズ:軍事におけるモノポリーを読む

bqsfgame2012-11-04

日記を検索してみたら2005年の暮れに入手していた。
プラドス先生のペンタゴンゲームズ。
この中には実は3つの全然別のゲームが入っている。
その最初の物、軍事におけるモノポリーのルールを読んでみた。
いわゆるモノポリー構造のスゴロクゲームで、全員が四角いコースを回って止まったマスの指示に従って行く。
各プレイヤーは、空軍、陸軍、海軍、海兵隊の総帥として国に軍事予算を要求する立場にある。コースを1週すると1予算年度で、その時点での予算要求額がその年の獲得額として確定し、得点として計上される。これを4年間(大統領任期に相当し軍事幕僚の任期でもある)実施して総計の大きい部門長の勝利となる。
ただマスの指示に従うだけではゲームとしての妙味がないので、
1:ランダムイベントに相当するマスがあり、ランダムイベント表を振る
2:軍事予算全体に対する要求のマスがあり、プレイヤー全員で協議して要求を部門間で調整する
3:議会証言のマスがあり、自部門予算の正当性や、他部門予算の不当性をプレゼンし、他プレイヤーの投票に付すことができる
2や3は、一種の多人数協力/競争ゲーム要素になっていて、この時代(1987年)に、プラドス先生は先見の明を持っていたのかと驚かされる。
ただ、あまり練れている感じはなく、ちょっと単調に過ぎる感じがして、これを是非やりましょうとどこかの会に持ち込む気にはならない。
まぁ、やっぱり話しの種か‥(^_^;