2013年度上半期の成果

外れが少なかった上半期でしたが、成果も多かったように思います。
なかなか多様性があって順位を付けにくいのでプレイした日付順に行きましょう。
●エアキャブ
WE時代のバルコスキ先生の現代戦戦術級ゲーム。
プレイアブルで、それでいてヘリコプターと言う現代戦特有の兵種を中心にすえた独創性のある作品です。これは機会を見て、また別のシナリオをやってみたいものです。エア&アーマー、ファイアーティームと並んでWEの現代戦傑作トリオと呼んでもいいと思います。プレイしているのをまったく見掛けませんが、押入れにあるなら勿体無い。
●CO2
環境問題ゲームの新機軸。
リソースマネージメント系の一種の開発ゲームなのですが、環境問題に関するインサイトフルなゲームで面白いと思います。日本語版が出ても良いと思うのですが、オリジナルがイタリアメーカーなので難しいのでしょうか?
●ノーピースウィズアウトスペイン
スペイン継承戦争は全ヨーロッパに近い規模で戦われた複雑な戦争で、今まではなかなか良いゲームがありませんでした。これは、当面のベストプラッティスでしょう。
ただし、プレイバランスが悪く、マールバラ公がフェイマスルーズして負けてしまったりするのはご愛嬌。逆に言えばルイ14世のフランスって、やっぱ案外と強いんですわ‥(^o^)
●エクリプス
これは世評が高いですが、なるほどそれだけのことはありました。銀河大戦物としてはプレイアブルな範囲に収まっていて、見通しの良い技術開発システムを持っています。このくらいのプレイ時間にまとまっていて欲しいなぁ‥とトワイライトインペリウムを改めて考え直す機会にもなりました。
●サイバーノート
何箇所かで絶賛してきたのですが、一向に実際にプレイしている姿を見かけません。水曜日の会でプレイしたのですが、興味を持った方が一人でも二人でも増えてくれればと思います。ミランダの鬼才ぶりが最大限に発揮された作品。
会津戊辰戦争
WG日本史は良いゲームが多いですが、これもクリーンヒットでした。
戦略ゲームとして面白くできていて、逆にこれが面白すぎちゃうと大河ドラマはこれを越えられないだろうから失望するのかなと不安になります。
●東部戦線、前進せよ!
WW1のシミュレーションとしては変なのではないかなと思います。
ただ、戦略ゲームとしては面白くできています。東部戦線のマイナー参戦国のポジションが理解できるので、その意味では薦められます。
ノルウェー
中黒同人ゲームですが、これはスマッシュヒット。ただ、ルールの解釈はどうもローカルにズレがあるようで、ちょっと不安定な部分もあるかも知れません。
ノルウェー1940
中黒ノルウェーがなければ買うこともなかったでしょう。
ミランダ先生のレッドラシステム。システムはどうでも良いと思いますが、ノルウェー戦のシチュエーションの面白さが良く出ていると思います。レッドラはオリジナル以外はイマイチゲームが多いと良く聞きますが、これは珍しく独立した価値を生んだゲームだと思います。
●プライスオブフリーダム
これは現在のマイブーム。
南北戦争が東部戦線のリー対マクレランだけではないことを、ちゃんと表現した最初の戦略級南北戦争ゲームかも知れません。