多くの南北戦争キャンペーンゲームでは、意外に南部の最後の崩壊が進みません。南部が広さを利用してゲリラ戦を展開すると、意外に始末に負えないのです。終わりまでやった訳ではありませんが、本ゲームはそこが良く出来ていて、北軍のVPが増加すると南軍のカップに入れられるチット数が減少するようになっています。つまり、南部の経済や人的資源が崩壊することが反映されています。ですので、軍事的に敗北が明らかでも粘り倒すことはできないように思います。となれば、東部戦線でワシントンを落とすか、そこまで行かずともグラントの南進を史実より遅延させて堂々と勝つしかありません。これは、南北戦争キャンペーンゲームの在り方としては個人的には正しいと思います。
裏を返せば、そういう認識の元に、ボビーは敢えて困難を承知で北部へ侵攻したのだと思います。粘り倒して勝つという想定は、当時の南部にはなかったのではないでしょうか?
(つづく)