懐かしの昭和プロレス:実は実力者なんです:カート・ヘニング

bqsfgame2013-11-25

筋肉増強剤を使った筋肉ファイターが受けていた時代にも、昔ながらの職人的なレスリングをするレスラーも活躍していたのがアメリカマットの層の厚さ。典型的なのはリック・フレアーであるが、カート・ヘニングもその一人。大技乱発の風潮とは正反対に地味な打撃技で試合を組み立てて、本当に決めに行く時しかフィニッシュホールドは繰り出さない。TNAの職人肌レスラーのジェフ・ジャレットが尊敬するレスラーとして挙げるそうだが、なるほどと思わされる。
プロレス全盛期に、新日本のタッグリーグ戦にダンカンの、全日本のタッグリーグ戦にニックのパートナーとして登場。AWAの期待の若手であることが窺われた。それでも鶴田やハンセンが締めたAWAの王座に彼が付いた時には、意外と言う印象が否めなかった。筆者がNYにホームステイした99年にはWCWの前座で燻っており、2003年に死去。近年、レスラーの死因として言われることの多い鎮痛剤過剰服用とされる。