ドラマ版の「ケイゾク」は、放映当時に面白く見ました。
映画が作られたのは知っていたのですが、劇場に足を運ぶほどの熱意もなく、そのまま今に至っていました。先日、BSプレミアムシネマに掛かったので、とうとう見ました。
一応、劇場版オリジナルの新事件なのですね。あまりにも有名なクリスティーの「そして誰もいなくなった」のオマージュになっています。過去の船舶遭難事件の生存者を無人島に招き、遭難事件で見捨てられた両親の復讐のため一人また一人と殺していくと言う展開です。ところが、招待者本人も途中で殺されてしまう。しかし、それで事件は終らず殺人は続いていきます。さて、真犯人は?
例によって柴田が「わたし、犯人、わかっちゃったんですよねー」と真犯人に言い出します。で、連続殺人で事件数が多いので、そこからの解説が長い‥(^_^;
それとは別に本編のボス悪役だった朝倉の復活があって、朝倉の化身である斑目が登場してきて真山と最終決戦する話しが最後の30分間あります。ここは例によって怪奇色が強くなっています。それと無人島のエピソードをリンクさせているので、非常に判りにくい世界に突入していきます。
二卵性双生児の設定で登場する小雪と大河内奈々子の小学生時代の子役がそれぞれに似ていてリアリティあります。大河内も十分に可愛いと思うのですが、小雪と並べられると「双子のブスな方」とか下駄箱に貼り紙されちゃって、うーん子供のいじめとしてはリアリティありすぎ‥(^_^;
無人島が黄泉の世界への扉という設定から、柴田のお父さんも親友も登場、例によって真山の妹も登場。最後は火山噴火して島ごと消失すると言うのも乱暴です‥(^_^;
全般的に「トリック」との類似を強く感じますが、完成度では「トリック」に若干劣るでしょうか。それでも面白く見られました。