エーゲ海の戦いの抄訳を少し作ってみる

ルール量が多くて見通しが悪いので、自分のために抄訳を作ることにしました。
で、作ってみて気付いたのですが、あちらこちらおかしい‥(^_^;
■空軍ユニットのレンジ
空軍ユニットの配備転換ルールに、新基地はレンジ内であることと書いてあります。ところが、空軍ユニットにはレンジの記載もなく、ルールにも一律設定はありません。デベロップの途中でレンジの設定を止めたのに残ってしまったのでしょうか?
■CAPの迎撃戦闘の手順
この手順が二カ所に記載されています。一方は護衛任務の説明で、もう一方は空戦の説明で。それは良いのですが、違うことが書いてあって驚きます。
前者は以下の手順になっています。
護衛対CAPで戦闘、任務継続できたCAPが任務機を攻撃、任務継続できた任務機が任務を実行。これはすっきりしていて良いですね。
後者は以下の手順になっています。
空戦発生時に、任務側は護衛機と任務機を分割する。続いてCAP側は護衛機攻撃機と任務機攻撃機に分割する。ただし少なくとも護衛機と同数の護衛機攻撃機を割当ててからでないと任務機攻撃機に配分できない。そして、護衛機対護衛機攻撃機、任務機対任務機攻撃機の戦闘を解決し、任務継続できた任務機が任務を実行。このルールでも機能するのですが、そもそも独立した任務として護衛任務が存在して、これを任務開始段階で指定しているので、戦闘になってから護衛機を分割すると言う記述は変です。
感じとしてはデベロップメントの途中で護衛を独立任務にした時に、旧手順を残してしまったのでしょうか。そういう意味では前者が最終的に正なのかなと思います。
■一対多の空戦ペアの解決方法
前の事例と同じで、両方に書いてあるのですが、違うことが書いてあります。
前者では、1対1でペアリングしていき、余分なユニットを持つ側は相手の好きなユニットを一方的に攻撃します。ですから、一対多の空戦ペアと言う概念自体がありません。ところが、空戦ルールには、どうして発生するかの説明はなく、そうなった場合の解決方法として、多の側は好きな順番でユニットを出して行き、それぞれが一対一と同様に解決するのですが、その時に多の側は速度修整は参加ユニット中で最大のもので常に判定するとなっています。
後者も多の側が有利ですが、前者のように一方的に攻撃できる方が明らかに有利です。
この話しは、前の事例とは独立しているのですが、前の事例で前者の方が新しいルールなのだとすれば、本件についても前者の説明を取るのかなと思います。