板橋割勘ゲーム会:ブリテンスタンヅアローンを対戦プレイする1

DRAGOONさんの呼びかけによる、板橋での割り勘ゲーム会です。2組、合計5名にて遊びました。

筆者は、WILANDORさんと懸案の「ブリテンスタンヅアローン」を対戦しました。もう一卓に参加された旅団長さんがセットアップを見て、「落ち着いた良い雰囲気のマップですね」とコメントされていました。ケヴィン・ボイランの良い仕事だと筆者も思っています。

CADET時代以来四半世紀ぶりにプレイしましたが、なにもかも忘却の彼方で、ほとんど初見みたいなものでした。準備も悪く、セットアップ終了で昼食になってしまうなど、申し訳ない段取りとなってしまいました‥m(_ _)m

 

ドイツ側を持って上陸する所まで漕ぎ着けて第1ターン終了までプレイしました。

次回またやると思いますので、そのための備忘としてまとめておきます。

 

1:海軍オペレーション

何といっても主題は、Phramを中心とした上陸船団による強襲上陸作戦です。いくつか注意すべき点があります。

第一に、海軍オペレーションですので、イギリス側のNavalデテクションを受けます。イギリス側のAirデテクションは、セットアップ時の空襲効果で特定地域では最低レベルまで低下させられます。それに対してNavalデテクションは低下していないので、ほぼ確実に発見され、かなりの規模のインターセプトを受けます。この時に、イギリス空軍もインターセプトに登場します。

NDVからチェックの出目を引いた差分1ごとに、2空軍ポイント、または2海軍ポイントで実施できます。

ただ幸いなことに、イギリス空軍には対艦攻撃力に優れる爆撃機がいません。もちろん上陸用舟艇の防御力は最低水準ですから、効かないとまでは言えませんが。

さて、ここから話しがややこしくなっていきます。

艦爆インターセプトがあり得るなら、ドイツ側は護衛機を付けることができます。この時に、海軍オペレーション中の航空機の移動は、海軍移動力で実施します(とっても重要です)。また、海軍オペレーション中に空戦した戦闘機は、直ちに飛行場へ帰還せずに、該当海域の飛行中ボックスに置きます。そして、該当海域でのその後のデテクションにおいてインターセプトに参加できます(意外と重要です)。

何が問題かと言うと、Me109の海軍移動力は1しかありません。ですので、発進地域に隣接する海域までしか飛べません。パドカレーからなら、ドーヴァー海峡にしか行けません。逆に言えば、ドーヴァー海峡でない所へ護衛で飛ぶなら、最初からセットアップでパドカレーでない場所に配置しなければなりません(そうでないと、エアフェリーして隣接する発進エリアへと移すのに1ターン無駄にします)。この準備ができていないならば、上陸用舟艇は護衛なしで出港するか、出港を延期しなければなりません。

さて、護衛機付きの上陸用舟艇スタックが出港しました。イギリスがNデテクションでインターセプトしてブレニムで迎撃しに来ました。

この時に、ドイツはブレニムに対して二つのデテクションができるものと当日(21日)は解釈していました。

第一に、護衛機がブレニムを発見して、相互発見戦闘に持ち込めるかどうかのチェック。

第二に、さらなる追加の迎撃機を送り込むためのチェックです。

しかし、帰宅してから念入りに読むと、どうも違うようです。

Aデテクションを実施するタイミングの定義は、

 空軍任務が目標へクスに着いた時

 空軍任務がインターセプトされ、インターセプト機が任務側へクスに着いた時

の2種類だけです。ですから、「上記の第一に」は、定義の後者により実施可能です。しかし、「上記の第二に」は、インターセプション自体はエアミッションの範疇には記載されていないので、できないのではないかと思います。エアミッションと同レベルの別概念としてエアインターセプションがあって、これはミッションには含まれないように思うようになりました。

そうすると、インターセプトをデテクトしてインターセプトし、それをまたという無限ループは成立しないことになります。四半世紀前からずっとそれができると思っていたのですが、どうも違うような気がしてきました。

この新解釈が正しいと、無限ループから解放され、物事はすっきりします。しかし、まだ論点がありますので続けます。

 

上述のようにイギリスのNデテクションの成功率は高いです。ところが、飛んでくるイギリス爆撃をデテクトするのは、Aデテクションになるので、ドイツのAデテクション値を使用しますが、あまり高くありません。

結果として、イギリス側だけが相手を発見している一方発見状態での空戦となる可能性が高くなります。

この場合、防御側のドイツ空軍は全ユニットを並べて出します。イギリス戦闘機がもしあれば、好きな目標を選んで攻撃できます。これでは護衛の用をなしません。しかし、防御側が余剰のユニットを持つ時は好きなようにペアリングにダブリングして良いとあります。ですので、これによって攻撃してきた英軍戦闘機に対して独軍戦闘機を割り当てられます。

この状態で解決を迎えるのですが、その解決については、両軍の戦闘機が同時に相手を射撃します。

さて、イギリスが一方発見であれば、イギリスの爆撃機を並べて、それをドイツ戦闘機が攻撃するようなことは置きません。イギリス爆撃機は単に対艦爆撃を解決します。

と言うことなので、船隊を護衛しても、それほど護衛効果は出ないのです。他方で、前述したように海軍オペレーション中の戦闘機は、両軍とも一回で飛行場に帰還しないで、海域を飛行中になるので、同海域でデテクションが起こるたびにインターセプト参加できます。ですので、活発な海軍作戦に都度護衛を飛ばすために戦闘機の駒不足にはなりません。海域単位で、必要数の戦闘機ユニットが飛んでいれば良いのです。

つづく