ブリテンスタンズアローンを対戦プレイする1

本日の千葉会で久しぶりにブリテンスタンズアローンを対戦して来ました。
エリザベス女王追悼、英国本土防衛作戦という企画です(当時の彼女は14才)。
さて、インターセプトの応酬を基軸にした独特のシステムは、何回プレイしてもいつもルールを再学習するのに二時間くらいは消費してしまいます。
と言うことで、一番複雑なケースのフローチャートを作ってみました。

ゲーム序盤では必ず発生するドイツ海軍の上陸作戦です。で、困ったことにゲームの最初に発生するのが、この一番複雑なケースと言うのが本作の敷居を大いに高くしていると思います。
しかし、本作戦の性質上、止むを得ないので、頑張って取り組みましょう。
 ドイツ海軍が上陸作戦スタックを編成します。
 おそらくは初期上陸部隊(歩兵師団と水陸両用戦車)をプラムに載せ、それに対空護衛艦(おそらくは軽巡)を付け、軽巡の機雷リスクを減らすためにDD(駆逐艦)のエスコートを付けます。
 で、フランス沿岸から出港して海峡を越えてイギリスへ。
 海峡に入った段階で触雷チェックをしますが、そこは省きました。
 英軍は進入してきた海軍スタックに対してNDVチェックします。ADVと違ってNDVは事前準備攻撃で低下しませんので、ほぼ成功します。
 で、英軍は海上迎撃戦隊を編成して出港します。そうすると、これに対するドイツ側のADVチェックが発生します。ドイツのADVは全般に低いのですが、もし成功すれば当該英艦隊に対する対艦攻撃任務を編成して試みられます。すると、この爆撃任務編隊に対するイギリス側のADVチェックが発生します。イギリスのADVはドイツの爆撃により低下しているので成功率は低いのですが、運よく成功すれば戦闘機隊による迎撃を試みられます。
 この迎撃隊が戦闘ヘクスに到着するとドイツ側編隊もイギリス編隊を探知できるかをチェックします。一方的発見と相互発見では戦闘のペアリング手順が変わってきます。
 いずれにせよ空戦を解決し、生き残った爆撃機が英艦隊への爆機を解決します。で、生き残った英艦隊が最初のドイツ任務艦隊との海戦を解決するということになります。
 以上です。
 しかし、フローチャート本筋に示していないルート(右側の箱部分)として、ドイツ上陸部隊に対して、英軍のNDVチェックが失敗しても、その後のADVチェックに成功するというレアケースが実はあります。そうすると対艦攻撃スタックを編成し、これが戦闘ヘクスに着くとドイツ側の戦闘機迎撃のためのADVチェックという運びになります。で、空戦、爆撃の解決と言うコースを踏みます。
 実はさらに追加ルートがあり、海戦を2ラウンド以上実施すると偶数ラウンド終了時に両軍とも当該海戦に対する追加のADVチェックが与えられ、それによるインターセプトができるというのもあります。
 こう書くと、無限にインターセプトできるような錯覚に陥りますが、実際には有効な爆撃機や戦闘機の数は有限なので無限にインターセプトが続いたりはしません。
 こういう風にフローチャート化して説明すると、ちゃんと合理的なシステムになっているのですが、途中でルールの確認をしたりしていると、今、どこをやっているのか迷子になってしまうのです。次回は、このフローチャートを印刷して持参し、これにトークンか余分のダイスを置いて現在どこを解決しているのか明示してプレイするようにしようと思います。
 なお、デテクションに失敗して迎撃が発生しないと途中をスキップして先に進むので、それは→で示してあります。
 思えば故KOSさんが最初にこのゲームをプレイした時から、このゲームのルールブックはフローチャートで記述するべきと言われていたのを28年も経ってようやく実施しました。これを前回のプレイの前にやっていたら、前回も今回もずっとスムーズにプレイできていたのに。
 「いつかやろう」と思った課題は、すぐに取りかからねばいけないと改めて思いました。
 いま積み残している課題はなにかなぁ? なにか忘れていることは? という話しに帰りになって、「獅子が船出する時」は毎年夏にはやりたいですねという全然関係ない話しになりました。個人的には10年ぶりに「七年世界戦争」をやりたい気もするのがどうでしょうか?

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