プレイの展開

緒戦は、プロシアザクセンを粉砕した上で、オーストリアへ侵攻、プラハを目指しました。
プラハを陥落させた所で、フランスが参戦。フランスの遠征部隊が、長躯、ライプツィッヒを包囲します。
此処が最初の大きな意思決定でしたが、ライプツィッヒからプロシア本土へと突入されると厄介だと見て、フリードリッヒでライプツィッヒ救援に向かいました。これが良い決断だったかどうかは難しい所です。
利点:フランス軍を撃破し、プロシア本土の危機を防げた。フランス軍を追撃でき、イギリスの参戦もあって、波状攻撃で一気にフランス策源都市の奪取にまで繋がった。
欠点:オーストリアへの打撃が甘くなり、結果としてオーストリア戦線では部分的にオーストリアの反撃を許し、この戦線の策源都市は行ったり来たりを繰り返すことになった。
と言う所でしょうか。
利点に書いた通りで、フランス遠征軍の攻撃力を完全に奪って敗走させ、続いてイギリスが参戦してきたこともあって、イギリスとプロシアの車懸りでフランスの策源都市に迫ることができました。
フランスはチットが1枚しかなく、トータル行軍数がプロシア+イギリスより圧倒的に少なく、回復力不足が深刻なのに驚きました。また、将帥の質に劣るのでなまじ大部隊で遠征すると、野戦で大ダメージを受けます。スペイン継承戦争のイメージがあったので、フランス陸軍は、もう少しやるかと思ったのですが‥(^_^; (ケンプか?)
結果として、連合軍側はチットが2枚あるオーストリア帝国で積極回復した上で、フリードリヒ不在となった国境線でプロシアの弱い部隊に反撃に出ます。これは効果的で、プラハ奪回や、ブレスラウ奪取の成果を生みました。対するプロシアもザイドリッツが登場すると、再反撃。かくてオーストリア戦線はシーソーゲームとなりました。
10ターンを越えた辺りからフランスのメッツとナンシーが陥落し、プロシアのサドンデス条件が立直状態になります。それを、プラハやブレスラウへの反撃で切り抜けるようなタイトロープ状況が続きます。
状況が連合軍側に一気に傾いたのは、ロシアの参戦です。ロシアは、参戦するまでの期間に部隊も将軍も十分に動員できます。これが満を持してケーニヒスブルグを襲うと、とても持ち応えられません。そして、これが津波のように西進してベルリンを目指します。
しかし、フランスと同じくチットが1枚しかないのがロシアの問題です。部隊は売るほどありますが、行軍数がないので、進軍速度は限られています。
プロシア側としては、緑の津波がベルリンに達する前に16策源都市を達成できないか、鵜の目鷹の目で盤上を見渡します。結局、機動性の高いフリードリヒをフランス戦線から引き抜いて長躯、ミュンヘンを襲わせます。イギリス軍が側面を窺うフランス軍をブロックしてミュンヘン攻撃は成功しました。これで再び立直としたプロシアは、そのままミュンヘンから盤南端を東進してウィーンへ。オーストリア軍は籠城して頑張ります。
ここらへんの伸るか反るかの状況でのチットドローは重大な効果がありますし、攻城戦で6を振り出せるかどうかも大問題。その意味では、人事を尽くして最後は天命のゲームかも知れません。しかし、それは悪い意味ではなく、良い意味でエキサイティングです。
対する連合軍はウィーン陥落を睨んで、逆にプロシアから奪えるものがないか、こちらも鵜の目鷹の目です。結局の所、ロシアに頼る他はなかったのですが、ステッテンを包囲するまでは行きましたが、籠城戦術にとどめをさせません。で、最後は此処まで出番のなかったスウェーデンが、突如としてステッテンに乱入して攻城戦で成果を出します。かくて、プロシアの立直は解消されました。続いてベルリンにロシアが突入すると、此処は城塞ではないので籠城もできず、巨大戦力のロシアに抵抗できません。これで、プロシアのサドンデスは見えなくなりました。
後は、ロシアのエリザベータの死亡イベントまでは決着しそうになく、そこまでプレイするには時間がなかったので中途終了することとしました。