S&T231:フレンチインディアン戦争を入手する

bqsfgame2014-07-29

これも割と最近のゲームと言う認識でしたが、2005年と9年前になりました。年を取ったせいか月日が流れるのが速いものです。
フレンチインディアン戦争と言えば、ふた昔前には説明しないとどういう戦争か判りませんでした。しかし、GMTのカードドリブンの3作目(?)になったことでウォーゲーマーには有名になりました。さらに、ウォレスの「数エーカーの雪」が登場して、今では説明不要のテーマになりました。
また、フレンチインディアン戦争は、世界規模での英仏の植民地争奪戦の一環なのですが、そのことを俯瞰できるゲームとしてミランダの「7年世界戦争」と言う傑作も用意されました。その意味では、本テーマを巡る状況は、近年、激変したと言えます。
ところで、「アジアクロスロード」、「フレンチインディアン戦争」、「7年世界戦争」は、いずれもミランダのデザイン。そして、珍しくスクエア方式のマップを使っている点も共通しています。このスクエア方式マップの一群のゲームをシリーズと呼ぶ意見もあるようです。なにせS&Tの大黒柱としてゲームを量産しなければならない立場にあるので、同じようなシステムのゲームが多くなるのは止むを得ない所でしょうか。プレイする側としても、次々に全然類似性のない斬新なシステムと遭遇するのは大変なので、こんな相場かと言う気もしますが。
それにしても、近代史のウォーゲーム空白域を次々と傑作で埋めてくれるミランダ先生の作品は見逃せません。