7年欧州戦争をソロプレイする

抄訳まで作ったので、早速やってみました‥(^o^)
悪くはないのですが、期待したほどには面白くないかも。
まぁ、アメリカ革命とか、獅子が船出する時とか、スーパーヒットゲームを続けてやった後なのでミランダゲームに対するハードルが上がり過ぎてましたかね‥(^_^;
率直に言って、競技ゲームとしてのエキサイティングさではGJの「フリードリヒ最大の危機」に軍配が上がると思います。
原因はいくつかあります。
1:ルールの書き方が悪く、またデベロップの最終段階での変更による混乱が見られる。このため、プレイがルール確認作業で頻繁に停止する。
2:ヘクスマップを使用しており、移動のハンドリングの労力が余分に掛かるが、それが面白さに繋がっていない。
3:チャートが非常に多く、あっちを参照したりこっちを参照したり、チャートそのものを探したりの作業の手間が多い。
と言った所でしょうか。
1については、雑誌の付録ゲームだから仕方がないとは言いながら、補給ルールの最終段階での変更の混乱は整理されないままに最終版に持ち込まれています。補給ルールでは、当初は現地徴発を重視したシステムで、それが政治や外交にも影響を与えるようになっていました。ところが、最後にそれを止めて、単純に補給できないユニットは、補給ペナルティを振るだけにしたようです。結果として、徴発マーカーは不要なはずなのに付いています。徴発が影響するイベントもイベント表に残っています。そんな具合で、エラータは出ていますがパッチを当てきれていない感じです。
2については、結局は要所に立つ要塞を巡って攻防なので、ポイントトゥポイントが正解だよなと思います。ヘクス方式にしても、どっちみち戦線を張ったり、そこでの戦力の粗密を表現したりする訳ではありません。一方で、行軍判定で移動力や移動目標の制限が掛かり、それを議論する上ではヘクスマップの意味がなくもない。なので、エリアやポイントトゥポイントにすると、行軍システムは全面見直しの必要がありそうです。
3は、チャートが多いのは毎度のことで、見やすく日本語化プレイエイドを作らないといかんのでしょうね。そこまで手を掛けるほど面白いと思えばやるのですが、今回はちょっとそこまではしないかなと思っています。