ブリッツクリーグ41をソロプレイする

bqsfgame2014-11-26

記念すべき英語版コマンド創刊号付録ゲームです。
タイ・ボンバの出世作である「フェンタイガースアーバーニング」の系列で、1941年のバルバロッサ作戦を描きます。
ルールを読んだ印象としては、割と面倒な印象です。
ZOCなし、戦力修整が特殊、空へクスへの攻撃/戦闘後前進可能、強力な戦闘後前進、厳しい補給ルール、高いスタックと言った所です。
それでも、実際に2ターンほどプレイした印象としては、プレイアビリティは一応は確保されています。理由は、「フェンタイガース」同様にゲーム全体のサイズが小さいことです。チャート類がマップ上に印刷されており、実質的なヘクスマップはハーフサイズ。ユニット数も多く見えますが、実は4ステップユニットが多いので2ユニットで1部隊を表現しており実質個数は半分です。ですので、ハーフサイズゲームと言って良いマップとユニット数になっており、ルールが面倒でもプレイアビリティは確保されているのです。
ZOCなしに加えて、空へクス攻撃で戦闘後前進が確保できるとあって、守る側はユニットを戦線に隙間なく並べないと明確な見通しを確保できない気がします。そうすると、各ヘクスの戦力は弱くなるので、どこかを集中攻撃で突破され、戦闘後前進による小包囲を受けてしまいます。防ぐには二線に防衛線を引けば良いのですが、初期ソビエト軍にそんな兵力はありません。増援は次々に来ますので、自転車操業的に最前線を守って、突破されたら後退、包囲された部隊は自力で包囲脱出です。
この辺りのダイナミクスは、電撃戦の混乱した戦場の表現として非常に面白いですし、ゲーム的には申し分ないと思います。
あまりプレイ報告を見なくなってしまったゲームですが、これはこれでさすがにボンバが新雑誌立上げに投入した渾身の一作だけのことはあります。
近日対戦予定です‥(^o^)