今回プレイして判ったこととして、北軍のカードは10枚全部引き切れるのが相場のように思いました。逆に南軍のカードは初期手札の2枚以外に追加で引くのは厳しい。今回は北部侵攻を実施したので数枚を取得、結果としてフォレストの補給破壊や、リンカーンの政敵などが機能し南軍善戦に繋がりました。
「リンカーンの政敵」は渋いカードで、プレイすると、その時点までに指定した将軍で北軍が解任した人数分の北軍VPが減少します。最後に1、2点を争うゲームになるようなので、これは大きい。今回は、南軍が早めにプレイして、バンクス一人が対象になりました。しかし、あと2ターンくらい待つと、バトラーとマクレランも対象になっており、このペナルティで逆転して南軍勝利に終っているはずでした。もっとも、毎ターンのVP状況は南軍が使用できるチット数を規定するので、我慢するのも大変だと思いますが。それに、そもそも南軍はデッドカードが多いので、デックに入れても引けないかも知れないし。
対する北軍の「奴隷解放宣言」は、ほぼ確実に引けます。問題は東部戦線で勝利することで、今回のようにグラントとシャーマンの一方が戦死してしまうと、意外に難しい。序盤の南軍の北部侵攻で防衛戦で勝っても使えますが、そもそも早い時期には引いていない可能性が高いので、確実性は微妙です。この2点がなくても逆転してしまうので頭が痛い。
そういう意味では、イベントカードの中でも勝利得点系の重要度は高く、それが発動するかどうかは勝敗に大きな影響を与えると言えます。これは前言と矛盾しますが、その意味では南軍はカードのために北部侵攻すると言う考え方も成立するのかも知れません。