30年戦史をプレイしましたし、続いて30年戦争のキャンペーンゲームもやりたいと思うようになりました。
と言うことで、面倒くさいとばかり言っていないで、少し勉強することにしました。インターネットで検索して最初に出てきた、世界史講義録の第65回がすっきり書いてあって美しい‥(^o^)
http://www.geocities.jp/timeway/kougi-65.html
30年戦争は複雑だよと明記した上で、その複雑さに踏み込まずに出発点と結論だけざっくり書いてあります。戦史の流れの勉強にはならないのですが、それはもっと紙幅のあるテキストに譲って世界史の流れの中での本戦争のインプットとアウトプットだけまとめてあり好感が持てます。
欧州列強の中ではドイツは、一番遅れて登場します。このことは、「ヒストリーオブザワールド」をプレイすると良く判ります。ルネサンス期以降の欧州は、新大陸発見で先行したポルトガルとスペイン、東インド会社で植民地経営をしたオランダ、イギリス、フランスと続きます。そして、その後から出てくるのがロシアであり、さらにドイツです。大北方戦争の主役であったスウェーデンは、欧州での激突でロシアに敗北して植民地争奪戦には進出できませんでした。後はイタリアですが、これはドイツ同様に遅れてきた人たちの仲間に入ります。
で、ドイツがなぜ出遅れたかの理由として30年戦争を理解しておけば良いと言うのが一つの視点なのですね。また、欧州全体を牛耳っていたハプスブルグ家が後退を始めた時期でもある。そして、出発点に帰って、新教が一定の権利を獲得、特にそれまでの新教の定義はルテル派だけだったのが、カルヴァン派も市民権を得たのが30年戦争と言うことなのでしょうか。