×SFマガジン700国内編を読む

bqsfgame2015-03-07

アンソロジストとしての大森氏を全く信用していないこともあり、図書館で借りて済ませました。正解でした‥(^_^;
SFマガジンは、こと日本SFについては「覆面座談会事件」、「太陽風交点事件」などの禍根もあり、日本SF史の根幹を担ってきたとは言いにくい雑誌です。そういう大人の事情に加えて、大森チョイスの問題もあって、海外編とは比べられないくらいレベルダウンした内容でした。
小松左京星新一もいない、眉村卓半村良もいない、山田正紀川又千秋梶尾真治もいない、栗本薫谷甲州もいない、大原まり子水見稜も草上仁もいない、山本弘小川一水もいない。一体、このアンソロジーは何なのでしょう?
これがSFマガジン700号を代表するアンソロジーだとすれば、SFマガジンの700号と言う歴史は一体なんだったのでしょうか?
アンソロジストもそうですが、これをSFマガジン700のタイトルで製本したハヤカワ書房のセンスにも失望を禁じ得ません。この内容だったら、出さない方が良かったのではと思います。
解説によると、これでも担当者は一度選考の見直しを指示したのだそうです。とすると、オリジナルの大森チョイスはどんなに悲惨だったのでしょうか?
BGM フォーククルセイダース「悲しくてやりきれない」